スキャナカメラ ScanCAM

**スキャナカメラを作ろう**

熱収縮チューブを使ってベルトを接続する際、テンションをかけるとチューブがこらえきれずスッポ抜けて使い物にならない。

そこで、やっぱり、アルミ管を使うことにする。文字通り2転3転するが仕方ない。

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アルミ管を使ってベルトを接続する。

簡単に出来る方法を思いついた。4Φ長さ5mmのアルミ管を1個使うだけで輪っかを作る。

アルミ管Φ4x0.5tx400L  はAmazonでは@57円ですが、私は近所の日曜大工店で長さ1mの物を180円で買いました。製作されている方で入手しにくければ適当に切って差し上げます。

 

 

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ベルトの歯面同士を合わせてアルミ管に通す。

アルミ管両側に出ている部分が写真は短いが、もっと長い方が掴みやすいので、ベルトは長いままの方が作業がやりやすい。

 

 

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歯面同士を合わせているのがよくわかる。

 

 

 大ギア―に小ギア―を嵌め込んで接着していたのだが、
イロイロいじっているうちに接着が不十分で完全に接着出来ていないことが判明した。

こりゃ大変!。大小のギアーは完全に一体化していないとベルトを駆動出来ない。

そこで、大ギア―と小ギアーの境目に細いピンを打ち込んで固定することにした。

ピンと言ってもソウソウうまい具合なものはない。

たまたま手元にΦ1.35mmの針金があった。境目に穴をあけるドリルもΦ1.3mmのものが有った。で、Φ1.3の穴をあけてΦ1.35のピンを押し込むことにする。これでギアー同士が固定出来て空回りすることも無い。 針金の代わりに1.5mm程度の木ネジがあれば下穴をあけてからそれを捻じ込んでもOK!!  .。(頭が邪魔にならぬよう皿頭の木ネジを使用する。)

入手出来ればM2の六角穴付き止めネジが断然いい。下穴ドリルと六角レンチが必要だが・・・。

 

 

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穴をあけた。

とても分かりにくいが、黒い棒の先の所、ギアーの境目に穴をあけた。

 

 

 

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穴にピンをあてがう。

針金を7mm位の長さにペンチで切ったので切り口が山形になったが、構わずこれを穴へ打ち込む。

 

 

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半分くらい入った。

 

 

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完全に押し込んでしまう。

ピンの頭部が表面に残らないよう完全に打ち込む。

 

 

 

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ベルトを緩く張ってみる。

このベルトの両端をそれぞれペンチかプライヤーのような物で掴み、左右へ引っ張る。力を入れ過ぎてゴムベルトが伸びない程度にテンションをかける。あまりきつく張らない。強く張らなくても歯付ベルトだからスリップしない。

適度に張れたらアルミ管をペンチ等で潰す。

 

 

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歯面同士が合っている。

 

 

 

 ベルトが傷つかぬ程度の力でアルミ管を潰す

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余分なベルトを切り取る。歯面同士を合わせるとベルトに少し撚りがかかる。ベルト歯面の山と谷があっているので力がかかってもスリップして抜ける事は無い。歯面同士を合わせているのでベルトが少し捩じれているのがよくわかる。この位の捩じれは作動に差支えは無いので心配無用。