製作は完了!!
前回までで製作作業はほぼ完了したので各部の調整に取り掛かる。
ACアダプターを接続し、スライドSWをONし、始動押しボタンを押す。
参照光用LEDが点灯する。同時に結構、大きい音を立ててモーターが始動しCCDが1回前後する。
この時CCDがレールの途中に位置していて、CCD位置決め用のスタートドグ(18年7月19日の記事のプレート部品の図面にある)の先端がコントロール基板にある黒いコ型の光電センサーの中になければ、先端がセンサーの中に入ってセンサーがONする位置までCCDは戻る。センサーがONすると参照光用LEDが点灯する。
LEDが点灯しない場合はリミットスイッチがONするようにリミットドグをリミットスイッチのローラーへ押し付け調整する。押し付けすぎるとスキャン開始時に、LEDの点灯時間が長くなりすぎるので注意する。
LEDが点灯したまま7秒経過後にもう一度CCDが動いてスキャンスタート位置が確定しLEDが消灯する。
このあと始動スイッチを一押しするとEPSONSCANが起動するようになっている。後の作業はEPSONSCANを起動しプレビューを繰り返して行う。
全ての部品を組み込んだ状態。
何回も作動させながら試行錯誤した結果、FFCの取り回しは上の写真のようにするのがBest。
次の作業はCCD基板のスタンバイ位置の決定。
カメラのレンズ取り付け面からCCDまでのフランジバックの調整は本体にカメラを取り付け撮影した結果のピントの合い具合を確認しながらケースの外部から行う。
フランジバックの調整はCCD基板を取り付けている2本のネジを回してCCD基板を前後させて調整する。矢印の穴はフランジバック調整用の穴。この穴から細いドライバー挿し込んでネジを回す。
なので、スキャナーがスタンバイ時にドライバーを使ってフランジバックの調整が出来るようケースの穴とネジの位置が合っていなければならない。
この調整はCCD位置決め用のスタートドグの取り付け長さで加減する。CCD取り付けブラケットの側面からスタートドグの先端までの長さが約22mmくらいが丁度いい長さであるが実際に作動させて微調整をする。長ければ切り、切り過ぎて短くなったら黒い紙等を8mm幅に切って先端に貼り付け、長さを加減して調整する。
CCDのスタンバイ位置が決まれば、次は参照光用白紙の調整である。
矢印の白紙の幅はプレビュー画面を見ながら5mm~5.5mm位に調整する。
次回はスキャナー本体にカメラを取り付けて試写をする。